鵺 nue 『End of forwarded message』

私の古巣、鵺 nue、
の初CD『End of forwarded message』を聴く。
fujiqui氏からいただいた。

私がいた頃とはかなり印象が違く、
帯でハッカイさん(ex有頂天、本作の制作にミックスや録音や演奏などで深く関わっている)が書いているように、
まさに深海のイメージ。

深い闇。仄かに届く光。
そんな中で鳴る音。

構築に構築を重ねたようでいて、どこか漂うような感覚。
激しい部分も静寂に感じる。

プログレッシブロック、映画音楽やストラヴィンスキーや伊福部や、トラッド、などを感じさせつつ
何か独自の、凄く寒い場所に一匹で佇んでいるような、孤独な感覚。

ZEPやクリムゾンやZOAなどを感じる要素も当然あるのだがしかし
私がいた頃のようなロック的高揚感はほとんど無い。
ノるのを拒否しているかのような鳴り方。

私は、高揚、はしなかった。興奮も。
ある種、クラシックのようだ。
恐い、或いは、凍える、そんな音楽。

そして何故か繰り返し繰り返し聴いてしまっている。
何かがそこに隠れている気がして。

特に一曲目、アコースティックギターの響き、ゲストのかずみんぐ嬢のフルート、中間に入るどこかの国の舞踏曲のようなパート、ドラマティック要素、が今のとこお気に入りだ。

あとジャケットが良い。
ギターの修平が描いた水彩画だそうだ。


続きが聴きたい、そう思わせるCD。


おそらく、続きがあるはずだ。

(出典: wuyong)

dk3 : L+A_/studio0115:::

深く霧がかかったような状態。

当然光源は少なく、暗い。
しかし美しい薄暗さ。淡い。
故に光が際立つ。

そこには金属が無数にあり、それらは重く、かつ鋭い。
それらは液体の様に流動的。大気中にも気化したそれらがかなりのパーセンテージで流れている。

一方そこに立つ君の目は何故か冴え、思考は鋭く回転しているかのように感じ、それは止まらない加速を得て、視界は限り無くクリアになる。

硬さと速さを纏った建築物は映画館で、メトロポリスのオリジナル、戦前のサイレント映画、その他数々の馬鹿らしい映画や動物ドキュメンタリーなどを回している。

また、森もあり海もある。
何らかの畏怖せざるを得ないものの気配がする。




そこにいる人々は停滞せず漂流する。
前を向き。
食と星と美や醜を愛する。
メイクアップを施し、ぎこちなくダンスする。


空は広く、近いように感じるが実際のところ距離感は掴めず、眩まされたような感覚。

ファッキンスウィート!パステルズバッヂ -

悪意と毒にまみれたお洒落な二人組、或いは王子様、に憧れた男と


声をかけられた二人、黒づくめだけれど心には茨と百合の花を飾っていた男、もう一人はロンドンのグラムから躍動する黒いリズムそのものに興味をうつしていた男。

揃って1メートル80cmを越す三人は胸にパステルカラーのバッヂを光らせた。

元々が三人ともギターリストだっが、その時の興味でパートはすんなりと決まった。


従姉妹が来る初夏の日曜日、
やがて鳴り響く鐘の音色、
蜜蜂みたいな幸福を感じる日、
そんな事についての既存曲を日々かき鳴らした。
そう、かき鳴らした。

それらの楽曲をやるには俺達はガレージすぎた。



首謀者は、甘く青いキラキラを描きたかったが、彼自信まだ青すぎたし、一人で生ギターをかき鳴らし続けた結果得たストロークは鋭かった。

リズム隊の手数はあまりにも多く、リードドラム、リードベースとも言われる程に制御は効かなかった。


初めてのライブの日、実はその時には別にもう一人ギタリストがいたのだが彼もまたガレージすぎた(現在まさに唯一ムニな事をしている奴だ)、

演奏はギシギシと軋んでいた。
そしてカメラについての曲を演奏し終え、俺はベースを床に叩きつけた。




類人猿と王子の作った既存のものをやったって仕方ないだろう、そんな言葉を出したのは俺だったか誰だったか
とにかく、パステルズバッヂなんて名はソノマンマすぎるぜ、
そんなわけで名前が変わった。


最初に首謀者が作ってきた曲は、校内の無口で目立つ不思議な女の子についての歌だった。


最初に配布したカセットテープに入ったバージョンは60年代ポップスのぬるくなったようなゆったりした感じだった。
俺には足りなかった。
冬の朝の空気を、初夏の夕暮れの色を、女の子や少年の輝きを、とにかく速く鋭くシャープにやりたかった。


「ポストカードレーベルやチェリーレッドの感覚をさらに鋭く」

「渋谷・下北の新たなお洒落トップメロディメイカーに」

「ミクスチャー的しなり、ファンクネスをポップス内で」

そんな三者バラバラな思惑、むちゃくちゃポップな上質の楽曲、自己主張しバトルし合う各パート、それらがどこか異様な音を産んでいたように思う。


砂糖の後ろに、まったく隠しきれていない悪意。



微妙な歯車やタイミングのズレなどか、或いは必然か、
初の単独プレスCDが発売、、されたと思ったら各店に並んだそれら現物を開封したらCDRだった、
そんな時期を最後に各自其々の活動へ向かい、フェイドアウトしたまま。



最近、妙に、そんな日々を思い出す。
歳をくったのか、お迎えが近いのか、くそったれ、
パステルズバッヂは未だに引き出しの中にあるぜっていう。
なめるな。

チャーミングなキスを。

いいだろう?何しろ大好きな冬の朝なんだ。

Charming Kiss

一番ロックな漫画・山下和美 「ROCKS」再発 (半年くらい前にね)/ 山下和美音楽短編集

数年前にさ、スラッヂと云うバンドの復活ライブを観たわけさ。

ザ・スラッヂが、アフターザスラッヂでさ、
ドクター森本のブログから再開したお話さ、
URGAは人がいっぱいだった。

そこから現在に至る色々な流れに派生したりね



そのライブのあとに俺は
山下和美の短編漫画『ROCKS』についてのSNS日記というか公開文章を書いたんだな。

森本くんに読ませたり、
気になってくれて手にいれて読んだ人もいたみたいで
しかも山下和美先生はスラッヂと繋がりあるとかわかってさ、おもしろいなあなんて。



まあでもかのヒット漫画・柳沢教授とかと違って、短編集収録だからさ、
そこまでレアでは無かったもののあまり簡単にそこらの本屋には無かったんだよ。



で、先日、本屋に行ったら
山下和美・音楽短編集、なる本が二冊同時に出てた。

『Concerto』と『Noctern』

柳沢教授、不思議な少年、の各人気作品からの音楽モチーフ作品が集めらるていたり
描き下ろしエッセイ漫画みたいなのがあったり
(そのうち一作は何とあのストラト使いについてだ、虹を駆る極太アームの黒羊だ)



一冊目『コンチェルト』冒頭に「ROCKS」は収められている。

全てのロック者に読んでいただきたい。
絵もうまいし読みやすいし。

ストーリーは書かない。


ROCKSに限らず、例えば同じ巻に収録された柳沢教授のエピソード
「こころ」や
『ノクターン』のほうに収録された「女王の帰還」や
山下和美漫画には魅力的な年寄りが出てくる。


私も魅力的な年寄りになりたいな。



そういえば山下和美といえば、先日横溝原作映画を借りようとレンタル屋に行ったら
本田美奈子やデルジのISSAYさんが出演している恥ずかしそうな映画があり
借りなかったけど、それは山下和美が原作だった。

僕ら男の子の多くは講談社の雑誌モーニングで彼女を知ったが
それ以前は少女漫画の世界の人だったのかな?
映画化されるって人は人気もあったのでしょうね。





とにかく、ROCKS素晴らしいから読んでほしい。

また、他の作品も素晴らしい。
「鉄雄」とか、ちょっと凄いね。

「誰に評価されるか、ではなく、自分が誰に向かって歌って気持ちよいか」、確かにそういう道も確かにあるよね。

私は煩悩がありそこまで達観できない、悟りは遠い。


誰か30年後にバーコード頭になって突然現れないかな。

『目覚めた!お猿の原動チャリ』

私が、髪がもじゃもじゃの太鼓叩きの友人とスタジオみたいな場所で音を出したり出さなかったりした、その帰りに自転車で夜道を走っていたと思いたまえ。

前日に前歯の神経を抜いた屈辱と痛みとスタジオの確かな手応えとが混ざりあった感覚に高揚しながら。

すると前方にブンブンうるさい原チャリが速度を落として自転車の横にぴったりついて走っていた。
自転車は女性、原チャリは猿みたいなガキ。

初めはカップルかなあと思ったが
近づくと、女性は猿ガキのほうを一切見ずに正面を向き続け、猿ガキは女性に「おい、おいっ、おい」と声をかけ続けている。
年齢もけっこう離れているように見える。


私が後から近づくと、猿ガキは一瞬ビクっとし、女性に声をかけるのを止めた。
止めて、じゃあどうするんだ、ブォンブォボブブンブォと排気音も高らかに猿ランドに帰るのか、と思ったが、彼は帰らずに
今度は何故か自転車に乗った私の後をつけだした。

声をかけるわけでもなく、何かしてくるわけでもなく、派手な音とは裏腹な自転車よりも遅いスピードで距離を保ってついてくる。

ははあん。
私はピンと来たね。
勇気を出してOL風に声をかけたところがしかし無視、シカトウ、彼女は丸っきり反応を示さない、彼はもはや内心泣きそうになりめげていたはずだ。
そうしていつしか、ああ、女と云う生き物は怖い、シカトウするから、と女性に幻滅を感じはじめていた、

もう女なんて一生縁が無いかもしれない、しかしじゃあ俺にはいったい…

まさにそこに通りかかり彼の目に入ったのが、私だ。

目覚めてしまったんだね。
彼は。
男に。
たぶんそうきっとそう。
だってギラギラした目で私を見たもの。

楽器を持つ姿がたくましい、あのきっと歯医者帰りのような唇の腫れもチャーミング、なんて思ったんだな。

しかし彼は勇気が出ない。
声をかけようかかけまいか。
迷いながら後をつけてきたわけだ。



面白いからこちらもわざとゆっくりふらふら自転車をこいでいたわけだが、団地の敷地内に入っていったら、猿ガキ君は、
恐らく「夜遅くに団地内でブォンブォボブブンブォってのはさすがに迷惑すぎるかな、あの人に、スネイプの君に嫌わてしまうかしら」とでも思ったのだろう
ブォンブォボブブンブォという猿ガキくんの音は遠ざかって行った。


はは、彼もシャイボーイだな、とおかしく思い、夕飯とお風呂をいただき床についた。

寝付きかけた頃、表のほうでなんだか、
「確かこのへんのはずだ、ちくしょう!」
「おめ何で家みとかねんだよまじ」
「そうだよ、まじだりい、てかジョナ行こうぜジョナ」
など数人分の罵声が聴こえたが、気分の良かった私は気にせず心地良い眠りに落ちていっていた。

Mine Fujiko

峰不二子が好きだ。

いったい峰不二子を好きじゃない男なんているのだろうか。

ルパン三世・ルパン対複製人間、を久々に、まあ途中からだが観たわけだが
(何故途中からかと言うと沢口靖子と いしのようこ のせいなわけです)
ラスト近くのルパンによる不二子ビーチクボタンプッシュの横からのアングル→そのままミサイル発射ボタンへのシーンは日本アニメ史上屈指の名シーンだと思います。

それに不二子は声が良いわけで、かのハンナバーバラの名作『ドラドラ子猫とチャカチャカ娘』のミミの白痴色気声とかも同じ声だが最高ですね。






よく、峰不二子を実写でやるなら誰か、という論争がある。

私は数年前までは断然夢野まりあ推しだった。
しかし彼女は劣化した。

では誰がいいか。
巷では一時期、藤原紀香がいいと言われていた。
私は以前彼女の事をただの顔が大きい人と思っていた(頭の中でオクイカオリと同じ箱に入っていた)
しかし近年嗜好が「裏返った」ので、ありかなあとも思う。
が、しかし何か違う気がする。

やはり峰不二子は峰不二子以外にいないのかもしれない。




ところで、一時期、峰不二子のモデルは『あの胸にもう一度』のマリアンヌ・フェイスフルだという説が巷にけっこう聞かれ
しかしその後「いや、あれは誤情報だった」ともしばし聞かれ
いったいどっちなんですか。





真っ赤な薔薇はあいつの唇なんですよ。





画像は2003年のVenus Magazineというジーンズのフリーマガジンのでっかい裏表紙にモンキーパンチが描き下ろした不二子。
かっこいい。
モンキーパンチの絵は好き。 

ゼリー / jelly

ゼリーが好きだ。
いったいゼリーが嫌いだなんて人がいるのだろうか。

まず、宝石みたいに美しい。
或いは安っぽい魅力的なプラスチック製品のように。
時にガラス細工のように。

そして美味しい。

イメージも良い。
冷んやりとしたイメージ。
固形と液状の間のような流動イメージ。
透明で密閉と広がりを併せ持つ。

中に閉じ込められたフルーツは琥珀の中の虫のようだ。


スルリとしたものも好きだが
昔のゼリーの素に多くみられた、あるいは今でも安い製品ではそうだが
冷やして完成し、食べたあとに容器にゼリーがこびりつく感じのものが大好きだ。

十年前にライブの後のシアトルで、宿泊した家の近所のスーパーマーケットで夜遅くに買った、
安くて毒々しい色のJELLOというゼリーはとてもキッチュでケレン味があって良かった。
美味しかった。



25m×13m、深さ2mくらいのプールいっぱいにゼリーを作って
沈みたい、そんなふうに思ったことあるでしょう?


君なんかしょせんたかがゼリー、と言われたとしても
私はゼリーでけっこう、と思うね。

ゼリーはグラムロック。
ゼリーはニューウェイブ。


赤い口紅を塗って、サクランボのゼリーを食べよう。

さりげない彩

さりげない彩

――――――――

制服姿で楽器を背負って自転車を漕ぐ娘三人。
三声でハーモニーしている。
「♪私の両足~」などと。
羽が透けていた。
何となく彼女達はザ・スミスを演ったらいいのじゃないかしら、と思ったが彼女達には彼女達のスミスがあるのだろう。


――――――――

レンタルビデオディスク屋の前ではしゃぐ、三人の男の子。
二十歳前くらい。大学生になったばかりのような。
まだ少年の色。

「仮面ライダーになったらさ、仮面つけてるし指紋とられないしまじ最強じゃん!」

とはしゃぐ。
ほほえましい。


――――――――

電車の中。
浴衣の男。金細チェーンなど巻いてやや猿度の高い感じ。
しかし、鬢付け油のような爽やかな匂いをさりげなく漂わせ。

それだけで随分と爽やかに清潔感があるような好感に感じるものだな、と感心。


――――――――

YH駅前。
彩の国のサラリーマンがお酒を呑んでご機嫌。

「新木場なんてありゃまじで何もないつまんねえ場所だよ、わはは」

と笑う。
我らが埼玉人が。

せつなさの正体。


――――――――

女「私物真似とかできるよ」
男「へー」
女「料理出す度にね、今日は何々とかって感じでやったり」
男「例えば?」
女「今日は少年ナイフで、とか」

聞き間違いだろうか。

二人はレンタル屋に消えた。


――――――――


最近はこう街の中の人々を観察するのが楽しい。
特に少年や少女。大人も含む少年や少女。
って何だか危ない人みたいだね。
観察というか、景色だよね。
日々の彩だと思うな。

音響的魔術に至る高く高いハードルの設置の実施 / 2.5堕空は明日30分のみ現出

こう、テレビゲームだとかライトなノベルだとかみたいな意味では当然無く、
かつクロウリーとか読み漁ったりする路線でも無く、
音響そのものが魔術的、
音が響き合ってその場に現出する可視化できない渦みたいなやつ、あいつは確かにそこに現れるのだが水木しげるの点描の「ぽわーん」とした奴のようなもので、ああいった物を見る、じゃないな、聴く、浴びると、古より音楽家が「魔」と結びつけられてきたのがよくわかると云うか。
よくあるでしょう、奴は悪魔と契約したんだ、みたいな。

当然私は魔方陣から出てくるような悪魔の話などはこれっぽっちもしていない。外宇宙からの話もしていない。
魔そのものが主役でなく、音、或いは音の響きによって発生する渦みたいなやつ、あくまでその話で、だから聴衆が魔に例えざる或いは魔と思わざるを得なかったほどのその音による何か。


そういった意味での、魔術的、錬金術的。


そういった試みは数年前に、福島人、茨城人、埼玉人、の組み合わせで活動していた頃に個人的に試みた。
私は楽曲面にはほとんどタッチしていなかったが、なかなかあれは音響的に面白い物が出来ていたと思う。


そういった音響的魔術の試みを、来るべき復活で導入出来ないだろうか、そう思っている。


その前段階として、明日8月28日の一回きりの2.5期ライブを、なるべくとんでも無いレベルのライブにしたく思う。
メンツ的に凄まじい物にする事は可能なはずだ。

その明日の演奏の結果を、三期に至る道に在る、やたらに高いハードルとしたいと私個人は考える。


まあこれらの思考は私個人がイキキキキとか笑いながら考えているもので
他のメンバーはメンバーで「かつてのアリスJAPAN作品の持っていた失われた力を音で再現する」とか「ケアベアとピカチュウのパチもん問題を鋭く歌う」とか考えているという可能性もあるかも知らんが、それはそれで問題無い。


そんなわけで、諸君、明日だ。

堕空-dakuu- 2.5

ラジオの様に企画『ATROCITY EXHIBITION Vol.11』

日時:8.28(sun.)
場所:Studio OUR HOUSE Ast.

14:00開演/入場料 1000円(飲食物持ち込みOK)

 ~出演~
ラジオの様に,堕空 -dakuu-,ioadnup@fa , LIVING ASTRO , 川口雅巳ニューロックシンジケイト ,
スープじゃないよ , マキコアレジー , roomdiners , ハレルヨ , HUH

堕空-dakuu-は15時10分に演奏開始予定。

私はroomdinersにも現れます。18時50分に演奏開始予定。

差し入れ歓迎。
助っ人ギタリスト含め三人とも甘い物は大好きです。

録音、録画、歓迎。
ただし録った物のコピーを提供していただけると嬉しい助かる。

3331 アンデパンダン・スカラシップ展 / シール世代ファミコン世代の曼荼羅 / 粘液あふれる毒美味しそうなキュート

天気がいいので急に思い立ち 
展示会を観に行った。 
フォト
3331 Arts Chiyoda3331という元々は練成中学校ってとこだったという会場で 
『アンデパンダン・スカラシップ展』を。 

去年第一回が行われたっていう「千代田芸術祭<3331 アンデパンダン>展」で 
350点の作品から来場者とゲスト審査員に選ばれたっていう4名の展覧会、だそうです。 

二名づつ二期に渡っていて 
4/1~4/11に、松岡友ちゃんという友人が いとうせいこう推薦、で参加しているので行ったのだ。 



松岡友嬢は、最初に会ったのは、あれだ、 
五嶋忍氏が企画した、シド・バレットのトリビュートライブだったか、あるいは別の時だったか 
とにかく新宿のTheatre Pooでのイベントに造形物を展示って形で参加していたのだ。 

その後、森本藤井デュオの企画で会場に展示する大きな絵画を提供いただいたこともある。 



御徒町から歩いて会場へ。 




今回は 
小林舞花さん 

 http://squirmy.blog25.fc2.com/ 


と 

松岡友 嬢 
http://www.tomomatsuoka.com/ 

の二人の作品が展示されている。 





友嬢、謎の銀髪三つ編みで現れる。 
学生なんです、と言っていたが、何か王様に呼ばれて話したり演奏したりする人みたいだった。 










まず入ると、小林舞花さんのコーナー。 
フォトフォト
フォトフォト
フォトフォト
パっと見ファンシーな立体作品達。 

タレ目タレ耳の、綿菓子か31アイスクリームのような美味しそうな色彩のボディに 
グミのような女性器状の器官や、滑らかに屹立する角を持つ、 
いちにのさんすう、のタップに通じる異形のキュート達の饗宴。 

体は布製か?布というか、繊維、毛糸、絡まった繊維、なんだ、なんつうのかな 
スーパーボールの目玉を持っていたり、目を閉じていたり、皆たれ目、たれ耳。 
色彩がカラフルで毒っぽくて、美味しそう。 

頭に皆、角がある。蝋でできた角。 
滑らかで甘そう。 

そして足の間に真っ赤な花びらのような器官があり皆そこから何か出てる。 
魂? 煙? それらには色とりどりの装飾物。 

女性性と男性性を持っているのだろう。 

と、ここで解説の紙を見ると、なるほど 
壁に飾られた角を持った彼らはバフォメッツで両性具有の羊ということのようで。 

壁にはおらずに狛犬のように左右で鎮座する角がない二匹(特に色彩が美味しそう)は 
レオナールという雄ヤギの悪魔だそうで。 

フロア真ん中にはモジャモジャの巨大熊と人間型の人形。 
熊が女で人間が男らしい。 
人間、股間にケアベア! 


質感や色彩が非常に楽しめる展示でした。 
解説見ないで各作品の形状や色や何やから妄想するのもいける、そんな鑑賞がいいような。 










次に友嬢の展示を見る。 

以前と少し違う印象。 

絵画中心。立体も幾つか。 

まず絵画、油絵 
いわゆる立体的、ではなく、平面が何層かに重なったような立体感。 
つまり、レイヤー、ってやつですか。 

重さのあるシックな金色が多く使われ、 
ナイル川周辺、を思い出す。 

友嬢が「ジョジョでいえば三部ですか」って、そうね、あれエジプトだもんね。 


また、先ほど挙げたレイヤー的立体感、をさらに言うなら 
シール文化、カードダス。 
天使対悪魔の頃のビックリマン、あるいは同時期のフルタのドキドキ学園チョコのシール。 
あの素材感。バックの素材と、そこに浮かぶ絵、みたいな、あの感じ。 


構図が曼荼羅的。 

また、画面にミニマル感や平面感が、昔の横スクロールなファミコンを彷彿。 

本人いわく、マロブラザーズの感動、衝撃、があるという。 



油絵の隣、巨大なアクリル画。 

錯視を起こすようなミニマルパターン、 
構図やモチーフは油絵の延長、ただし色彩がどぎつく、またそれ以外でもサイケ入ってる。 

この色彩でこういったモチーフで、伊藤雅史 氏(移動マッサージ先輩)を思い出さずにいられない。 
彼もビックリマンからの影響を声を大にして公言している。 
やはりある世代にとってあの文化ってのは影響でかいよなあ。 

そしていわゆるキラ素材、に直接描かれた絵もあり、それはビックリマンを狙っているよねはなから。 
そこに出てくる、魚、というモチーフは、私も好きで歌に題材にするし、移動マッサージのトレードマークでもあるね、魚。 
ただし友嬢の魚は死んだ目をしていなく、ギラギラだった。 


また、モチーフでよく骸骨が登場しているのだが 
それが凄くカラっと乾いた感じの骨なわけですよ、イメージが。 
明るい、太陽とともにいる、楽しい骨、みたいな。 
ラテンの骸骨みたいな。 

それを伝えたところ、 
私にとっては死は最後にくるもので怖いよりはそこに向かって楽しく~みたいな事をおっしゃって。 

で、ははーん、デスロックだな、と。 

かつて13th Moonの†nAo12xu†氏にインタビューした時に氏が言ったこと、少し違うかもだけど、を思い出したのだ。 
(Death RockのDeathは死は死たけどネガティブにそれに向かうんじゃなくてそれが確実にあるというのを受け入れた上でポジティブに向き合いそこに進む、的な意味の内容) 


あと立体作品の帽子が単純にかっこいい。 
Twitterで作者本人がアイコンでかぶってる帽子 
http://twitter.com/kodomo229 

あと、宝箱が二つね。面白いのが。 
あとアニメーションもあった。 

立体作品ももっと見たいな、ってのと 
あとなにより 
絵画作品を、一点ものの絵画ってんじゃなくて 
大量生産なシールとかカードみたいな形で欲しいなあと強く思ったよ。 
そういう種類の魅力。 

その場でだけ見れるんじゃなくて、広くバーーって広がる形状でより効果を発揮するのではないか、と。 

写真撮ったけど写真じゃまったく色彩や質感がわからんからあれだなぁ 
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フォト
フォト
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や、刺激的でした。 
楽しかった。 




お薦めです。 


来週の月曜、4/11まで 
3331 Arts Chiyoda http://www.3331.jp/ にて展示してます。 
ただし火曜日は定休。 

12時から19時。金曜と土曜だけ20時まで。 
入場は無料。 

是非、おすすめです。 


隣国の音楽番組を録画したDVDが350円で買え知らない面白いのんが見つかるから私も大好きだ。衝撃を受けたのが NORAZO → http://bit.ly/goF2re パンチパーマで短パンのグラハムボネットがいるクリスタルキングとB’zの合いの子みたいな。

2001.4.25 → 2011.4.25:藤井政英、あれなキャリア10周年

ふと気づいたのだ。



10代後半からちょうど20世紀の間ってのは
それまでの一人での宅録活動から
ライブでの活動に移行した時期だったのだが
それまでに色々聴いたり作ったりしていたがその際に私が選んだ音はポップス的な、60年代ミュージックや所謂ネオ・アコを基調としたギターポップだった。
まあ基本的に学生仲間との活動で、リハをがんがん行い
録音したり、あとライブはまぁ色々手売りしてた。渋谷のタワレコとかパルコあたりにいる知らない人にいきなり声かけたりとか。


まぁ音源を売ったり人前で金とってやるんだからプロという気持ちでやらなきゃいかん、みたいな気持ちでやってはいたが
まあ、アマですな。




で、21世紀になって、
それまで好きで熱心に観に行っていたバンドに加入してギター弾くことになった。
そのバンドは、昔からレコード出して、出演依頼が来て演奏してギャラなんかも受けとる、昔メジャー一枚出しているけどまあメジャーではないが、いわばプロだ。




で、そのバンドに加入して
一発目のライブが
2001年の4月25日だった。


会場は新宿URGA。
共演は中山ラビ、ギャーテーズだった。


緊張しつつ、力不足も感じつつ、ガムシャラにやった記憶。



来月、2011年の4月25日は、
だから
初めて新宿URGAに出てからまる10年であり、

また

まぁ今現在音楽で食えたりとかはしていないしギャラ無しなんてことも多いが、
ギャラとか貰ったり請われて遠征やツアーに行くとかいう意味でのプロ、の初ステージからちょうど10年。




で、ちょうど10年なんですよねぇ、ってURGAの沫山さんに言ったら
丁度その日は藤井くんが出てもおかしくない日だ、と。




だから、出演いたします。


URGA出演10周年記念、並びに、カッコ付き一応プロ10周年。


アンダーグラウンドなヤクザな音楽世界10周年、とも云うかも。




まあ自分の中で、ああ、10年かあ、てなもんで
華々しいもんでもないし、ライブもお店企画の一出演者として通常枠で普通に出るって感じですが
えっと

「10年やったら10年目にお客さんが5人だったぁわーい」

とかは寂しいので
良い演奏、良い曲を全身全霊でやりますので
皆さま来てくれたら嬉しいなあ。なんて。


藤井政英、ソロでやります。

ゲストプレイヤーとかは、入れるかどうかまだ未定ですが
ソロの曲をやります。





10年前の4月25日のステージも観たよなんて方は
あの日緊張していた若造がどうなったかを
確認してください。
(どんなに太ったかは確認しないでもいいです)

近年に私を知った方、ソロ好きな方、堕空の藤井しか知らない方、森本くんとの活動が好きな方、何かセッションとかでしか知らないなぁって方、
10年以上前のPastel Sugarplum時代しか知らない方、しばらく私を観てない方、も
来てくれたら、嬉しいな。




【藤井政英:あれなキャリア10周年個人的ライブ:ソロ】

日時:2011年 4月25日(月曜日)

場所:新宿URGA ( http://www.urga.net )

時間、値段:未定

共演:宇宙蜂、SEX BRUISES、岸本淳一、鈴木放屁、

10年前↓

近年のソロ↓

野良猫ノスタルジア

部屋を漁っていたら、何も書かれていないCDRが、まあよくあるんだけど
何が出るかなぁつって再生してみる。

たいてい自分のライブの録音だったりするわけだが
古いやつなんかはまあそれなりに楽しい。



さて先程またも知らないCDRを再生してみたら
中身は、大阪の、ぐりこちゃんの曲だった。

最近はセカンドライフにはまっているという近況が伝わるばかりだが
ぐりこちゃんは実に才能ある作詞作曲家兼歌手なのだ。
バンドを率いてガンガンやっていたその全盛期を私は知らない。存在だけはネットを介して知ってはいたが。

CDRは、かの夕顔楼オープンの際に演奏するために集まったメンバーに渡されたデモであった。

曲名とかは覚えていないが、どの曲もとてもよく覚えている。

特に、日曜日はドライブに行こうと約束した という歌いだしの曲は大好きだった。

また、 絶望の上の~、と歌い出される曲は一度カバーもさせてもらった
涙が出るような曲だ。


そういえば東京にはこういう歌手ってあまりいないな、というか知らないな。



あの時に集まったメンバー、ぐりこちゃん、あいこちゃん、かんちゃん、はそれぞれイカしていた。
皆何度も会っていないけど
演奏した私達が出したサウンドも覚えている。

後にスウィングジャズもやったが、初回の私がベースを弾いた時のが鮮明に覚えている。


現在はtwitterやらmixiやらでの所在は知っているが、連絡先も知らずとんとご無沙汰であるが
このように歌や音を介して鮮明に思い出せる人々というのは自分の中で大切だし大切にしたいなあと思った、眠れない夜が空けそうな明け方。